ココロとカラダを巡る終わりのない旅

いつもボディワークを旅に例えてしまいます。

これは、ボデイケア・マッサージ・リラクゼーション、、、色々呼び方はありますが、とにかく人の体に触れるというお仕事を

私がこれほど長く続けることになった入り口が、タイマッサージだったからだと思います。

 

それまで、マッサージ自体さほど興味も必要も感じてなかったので、お店で受けたことも無く、カラダが疲れて駅前のマッサージ屋さんに飛び込むとかいった経験も皆無だった20代の私。30代になってあるきっかけからマッサージというもに興味を持って

最初にチャレンジしようと思ったのがタイマッサージ。

単にタイは何度も行ってたので久しぶりの旅行も兼ねて、試してみようかなという今思えばとても軽い動機です。

 

習ってみたらタイマッサージは、2時間とかそれ以上の手技と順番をカラダで覚えるところから始まるのでした。

最初の最初はとにかく、2時間にも渡るタイマッサージの手技を覚えるのが大変で、こういう世界なの?と驚いて

タイに長期滞在することを決めて、毎日毎日繰り返し練習してまず順番を覚えるのに必死でした。

練習を重ねて少しづつ 覚えていく中で、2時間の中に起承転結のようなストーリーがあって、一本の長い映画や小説のようだな思い始め目からすごく面白くなって、気づけばそればっかり考えるようになっていったのです。

 

そして最初はカラダに触れられることへの緊張がってそれがだんだん慣れて脱力して、うたた寝して、気持ちよくなって、最後にスッキリ、リフレッシュして終了する、タイマッサージってまるで旅に行って帰ってきたみたいだな、大げさにいうと色んな事が起きては過ぎてゆく人生を表現してるみたいだなあと 当時のフレッシュな感性で私はこの世界観というかボディワークの時間の無のような浮遊してるような他では味わえないこのなんとも言えない2時間の旅にすっかり魅了されてしまったのです。

 

と、この話、この時の体験はものすごく長くなるのでまた改めて。

今日は6月最後の日。

6月はさほど忙しくもなくゆっくりしているのですが、いくつか印象的なセッションがあった月でもありました。

 

今まで私のボディワークを受けたことのない 屋久島に来てからずいぶんお世話になっていた方がいらっしゃいました。

お会いするのも久しぶりだったし、こういうセッションも多分初めの体験です。

最初は普段のように近況をおしゃべりしてたのですが、途中から静かになられて、終わった後、こういう癒しの時間、自分をゆったりさせる時間って大事だなあっておっしゃったのです。

カラダがヘトヘトでココロのバランスも何だか取れなくなってきたから、受けにきたんだと言われて私もそういう時に思い出してくれたのがなんだか嬉しかったのです。

 

そして首のから肩にかけて動かない という人が続く日と、腰という人が続く日と、なぜかピンポイントのテーマがそれぞれあって、カラダのことにも再びじっくり向き合って今月は色々想うところがありました。いつもお客様が私の先生です。

 

今までの資料、新しい勉強そんなのに埋もれながらここのところ日々を過ごしていて、それでなんで私は旅っていう言葉をいつも使うのかな、何を目指していたのかなと物思いに耽ったりしてました、梅雨は雨を眺めながらそんな風に過ごしています。